インタビュー|歯科衛生士|松沼由紀

Interview
インタビュー

訪問未経験で入職、
高齢者への思い込みを覆された現場

デンタルケア深谷
松沼 由紀
2021年入職

Q. あかぎに入職したきっかけを教えてください。

あかぎに入職する前に2か所経験しています。
新卒で入ったクリニックは外来のみで、まわりに高齢者がおらず、当時は苦手意識がありました。そこで、いちど歯科衛生士は辞めて、介護の世界に入りました。5年ほど、高齢者の方のお食事・おむつ交換など身の回りのお世話をする介護士として勤務しました。
せっかく高齢者の方に関わる仕事をしたので、訪問歯科もやってみたいと思いました。

訪問歯科をやっている病院は他にもありますが、経験者の求人が多かったです。あかぎは未経験の求人もあったんです。

面接のときに対応してくださった、歯科衛生士主任・クリニックマネージャー・クリニックで働いている方の印象が良くて、迷わず入職しました。

最初はどういうところで働くのが良いのか漠然としていました。しかし今では「最後まで患者様に寄り添うことを大切にしている」あかぎで良かったです。自分の家族が寝たきりになっても、診てくださるのはありがたいことです。外出できなくなったから、それで歯医者はもう終わりですというのは何だか切ない。最期まで診ていくというのは、患者様にとってもご家族にとっても良いことだと思います。

Q. 入職前後で不安だったことや困ったことはありましたか?

訪問歯科ははじめてだったので、現場で足手まといになってしまわないか不安でした。何を勉強すれば良いかもわからなかったのですが、資料をいただいたり、実際に現場を回って覚えていきました。

最初の頃は4人でまわりました。はじめは1日中車での移動に慣れなかったり、いろいろな施設やお宅を回るのでタイムスケジュールの要領もつかめませんでしたが、次第に慣れていきました。経験豊富な先輩方や先生が、いちから訪問歯科を教えてくださいました

Q. これまで働いてきていかがですか?成長したと思うところはどんなところでしょうか。

まだまだ知識も経験も少ないので日々勉強です。でも、最近は施設の人や家族にぽっと質問されてもすぐに答えることができるようになってきました。前はとまどったりしていたので、慣れてきていると思います。訪問ならではの知識も得られました。

外来をやっていたときは、歯を掃除する機械に頼りきっていた部分がありました。訪問だと歯ブラシ1本でよごれをきれいにすることもあります。外来のときはあまりやっていなかったので、単なる歯磨きなのですが、大変だなと思いました。びっくりしました。

久しぶりに以前行っていた施設に再訪問したときには、患者様が私の名前を覚えてくれていました。そんなときは単純に嬉しいです。普段の訪問も、患者様と接しているときが一番楽しいです。

それから、先生や衛生士さんもたまに怒ることがありますが、根は優しいですよ(笑)。

Q. 印象に残っているエピソードを教えてください。

認知症があって、ご自身で歯磨きをするのが難しいと思われた患者様に歯ブラシを差し出したところ、ご自身で歯磨きをはじめたことです。

お年寄りや認知症に対して、こちら側が勝手なイメージを持っているものだなと思いました。ふだんは意思疎通も取ることができない方だったので、歯は磨けないだろうと思い込んでいました。でも、歯磨きは習慣で毎日行っていたためか、できたんです。これまでは1週間後に診療に来ると、びっちりと汚れがついていました。それが今では毎日歯磨きをしてくれていて、お口の中の状態も改善してきています。諦めてはいけないのかなと思いました。

Q. 最後に、応募を検討している方へのメッセージをお願いします。

お年寄りに苦手意識があっても、克服したいと思えれば大丈夫かなと思います。

外を回る仕事なので、夏は暑く冬は寒い(笑)ですが、移動のとき見える田圃など風景がきれいです。

すごく明るいスタッフばかりで、うちに入ったらみんな明るくなっちゃうと思います。
ぜひ、そんな深谷(ふかや)に足を運んでみて下さい。

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