Interview
インタビュー

原点に返って自分の看護観を見つめ直せた。
訪問看護ステーションFIRST伊勢崎 管理者
吉沢 勇輝
2023年12月入職(インタビュー時 入職約半年)
Q. あかぎに入職したきっかけを教えてください。
看護師になる契機となったのは、祖母に関する出来事でした。
祖母は療養型の病院で亡くなりました。97歳まで認知症もなかったのですが、他に認知症の方がいらっしゃる病院で、一律にそういった方と同じように扱われていました。体の向きを変える際にも引きずられたりと、だいぶ苦しい思いをしたようです。
「それだったら自分が看護師になろう、看護師になれば祖母も含めて苦痛を感じている方の助けになれるのではないか」と思いました。結局は、祖母が亡くなってしまい間に合わなかったのですが、それが看護師になるきっかけでした。
看護師になってからは、二次から三次救急、ICUから包括ケア病棟までを経験しました。
10年くらい看護師として働いたことになります。
実は、それで正直ある程度看護師という仕事に満足していて、看護師自体を辞めようと思っていたんです。いろいろな求人を見ましたが、すぐに別の職種の資格が取れるわけでもないですし、家族を守る身でもあるので、再び看護師で探し始めたときに、FIRSTに出会いました。
Q. あかぎを選んだ一番の決め手は何ですか?
前田さん(看護部門統括部長)がいたからです。前田さん(当時は前橋の管理者)と出会ったのは2023年4月の面接時です。面接時にお話しいただいた前田さんの持つビジョンと自分の今後の展望に、似たものを感じました。そしてあかぎの持つ力、前田さんを筆頭とする看護部門発展の大きな可能性に魅力を感じたのを、今でも鮮明に覚えています。
2023年10月に伊勢崎管理者としてFIRSTにお招きいただいたわけですが、ちょうど同じタイミングで、当時の職場でも新規店舗のオープンと昇格のお話をいただいていました。すごく迷いましたが、自分自身のステップアップと両者が持つビジョンを考え、あかぎを選びました。
Q. あかぎに出会っていなかったら何をしていましたか?
トラックの運転手になっていたと思います……笑。
トラックの運転手はあくまで例ですが、看護師からは離れていたと思います。人間関係が嫌で辞めたわけではないのですが、疲れてきていた部分はあり、ひとりでできる仕事を探していました。
あかぎ・前田さん・FIRSTと出会ったのは、自分の人生に必要なことであったと思っています。最終的に自分を待ってくれていたのかなと思うと、楽な気持ちになるというか、その分頑張りたいと感じます。いま職場を探されている方ひとりひとりにも、FIRSTに限らず待っていてくれるところがあって、それが私たちだったら嬉しいなと思っています。
Q. あかぎで働くことが決まった際、不安だったことはありますか?
施設型の訪問看護は経験しましたが、在宅となるとその経験がどのように活かせるだろうかという不安がありました。また、今まで働いていた病院であれば上司になるような、自分より経験豊富なスタッフが揃った事業所で自分に管理者が務まるのか、と不安でいっぱいでした。
しかし、今では逆に、患者様のことを経験豊富な2人のスタッフの方に相談することができたり、恵まれていると思います。
Q. 入職後の職場の印象はいかがですか?
訪問なので、それぞれのスタッフが外出していてなかなか直接会えない中、情報共有という点では病院のときに比べ距離感があり難しさを感じました。しかしその反面、スタッフ皆さんが仲が良く、利用者様に対するケアは統一されていて、利用者FIRSTの理念がスタッフ各々に浸透しているなと感じました。
忙しい訪問看護の事業所で、人間関係がぎくしゃくして辞めてしまった、という話もよく耳に入ってくるので、そう考えると離職率も低く、みんな楽しく仕事ができているのかなという印象があります。
管理者になるということで、情報交換はどうしようかという点についてはずっと考えていました。いまは営業業務が多く、スタッフ間の距離が近いですが、利用者の方が増えてきたときにどのように情報共有を行うか、模索しているところです。情報共有と個別性に富んだケアをFIRST伊勢崎の強み・カラーとして地域の在宅医療を守っていける存在になりたいと思っています。
Q. 現在の仕事について教えてください。
FIRST伊勢崎の管理者の業務と営業、訪問看護の業務をしています。
パソコン内の業務、営業、スケジューリング、他の方との連携、利用者様のご紹介をいただけたり、1週間ごとにやることが変わってくる段階が楽しいです。いまは管理者としての仕事に集中したいと思っていますが、将来的には在宅看護指導士の資格を取って、訪問看護に携わったことがない人に教えられるようにしておきたいですね。
看護業務は、病院のときと同じく利用者の方第一に考えています。それと同時に、管理がおろそかでやめてしまったり若い芽を摘んでしまうようなこともこれまで見てきたので、実際ケアにあたるスタッフも第一に、何かあったら守っていける存在になりたいと思っています。
利用者様・ご家族FIRSTの理念を継承しつつ、スタッフもFIRSTに考え、仕事にやりがいを感じ、働いていて楽しい環境を作れるような。そんな人間になれるよう精進したいです。
仕事の中では、営業は初めての業務でした。
色々調べて、事前に準備・学習をしておきましたが、実際にやってみたら思っていたのと全然違ったりもしました。しかし、在宅で看護を必要としている人は必ずいらっしゃるので、患者様との関わり方・幅広いニーズに対応できる体制とケアが行えるという点を強みとして、営業にあたっていきました。
2024年の4月にFIRST伊勢崎がオープンし、その月中にご挨拶に伺った営業先の方から訪問看護とリハビリを必要とする方のご紹介をいただいたときは、スタッフ全員で喜びましたね。みんなからも安堵の表情が垣間見えて感慨深かったです。
営業は管理者以外も行っていますので、新しく入った人には、一緒に背中を見せてあげられたら良いなと思っています。
Q. あかぎで働いてみて、いかがですか?
客観的に、普通の事業所と違う点が多いと思います。
理事長が医療だけに特化した法人ではないと言っていたり、短期間でのFIRST事業展開、ケアプランセンター設立など勢いがあります。そういった法人はなかなかなく、おもしろい・新しいと感じました。
病院は忙しいイメージがあると思いますが、年々看護を楽しいと思って行える人・働ける人が減っていて、離職率も高くなっています。自分自身もそうで、自分の中にある看護観がぶれてしまっていました。それが前職の施設で働くうちにある程度わかってきて、FIRSTで明らかになったので、FIRSTに籍を置いて良かったな、と日々感じています。
Q. あかぎの最も良いところは何ですか?
成長の可能性が無限大なところです。
西山理事長のお言葉にもあるように医療分野に特化しない珍しい医療法人なうえ、FIRST自体も短期間で前橋・渋川・伊勢崎と目覚ましい成長を遂げている点があかぎの魅力だと思います。
特に、楽しい職場を追い求めている人は向いているかもしれません。どの事業所も前の職場よりきっと楽しい職場です。訪問看護の世界では、利用者様と1対1の場面も多く、自分の看護観が大きな武器になると感じています。自分の看護に迷った人は訪問看護によって、自分のありたい姿がみえてくると思いますし、それを研磨していけるはずです。
Q. 最後に、応募を検討している方へのメッセージをお願いします。
新しい職場に迷っている方。きっとあなたの応募を心待ちにしてくれている職場が必ずあるはずです。それが僕たちだったら尚嬉しいです。僕たちと一緒に個別性に富んだケアを、楽しい職場を築き上げる一員になってくれませんか?
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